なにもしらない

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インターネットに自由はない

インターネットには自由があると思ったが嘘だった。

インターネットに自由はない。書いちゃいけないことは沢山ある。いや書くこと自体は自由だろうが、書いたら袋叩きに遭うようなことが山ほどある。当然袋叩きに遭いたくなんかないので書かない。結果として自由ではなくなる。「ぶん殴る自由があるように殴り返す自由もあるんだから、殴り返されて当然だろう」というのはわかる。ただこのインターネットという場においてはぶん殴る側より殴り返す側のほうが圧倒的に有利なのだ。特にこういうブログとかまとまった文章が乗っかる場では、殴る一人に対して殴り返す人はとんでもない数いる。つまりブログに何かをぶん殴る文章を書く時点で敗北は決まってるようなもんなのだ。何より僕自身が極度のチキン野郎である。一人に批判されるだけで金玉が縮み上がるのに、何十人ヘタしたら何百人が僕個人に向かって殴りかかってくるなんて僕には到底耐えられない。一週間一ヶ月どれだけダメージを受けるかわからない。だから僕は、誰にもぶん殴られそうにない微妙な話題について微妙に触れることになる。

ほんとうは、誰にもぶん殴られることなく何かをぶん殴る文章が書きたい。何かに文句を言ってストレス解消したい。誰かを批判することで一時の優越感に浸りたい。実はちょっと頭が良いんじゃないかと自分を一瞬だけでも勘違いさせたい。けれどもそれは許されない。インターネットに自由はない。