なにもしらない

アニメ、音楽、本、映画、ゲーム、インターネット

読書

『すべての見えない光』を読みきれない

とある感情から逃げるために本を声に出して読んでみたりなんなりした結果、感情が割と落ち着いてきた。とある感情とは何か、なぜ感情から逃げたいのかは気にしなくていい。それとは別に寒い時期特有の鬱感情もあるが、それは別に毎年あるやつなので置いてお…

短篇集『五月の雪』感想

『五月の雪』という短篇集を読んだ。短篇集ではよくある、話が繋がってるようで繋がってないような、でも繋がってるタイプなんだが、特徴が三つあって、一つは作者の経験を元にしたフィクションであること、二つ目は全て家族にまつわる話であること、三つ目…

ノーコメント

僕'「あいまいなものなど無くなってしまえばいい。かつてグラスリップというアニメがあった。サンキュータツオ氏はあれを、アニメで純文学をやろうとした挑戦的な作品、と言ったが、とてもそうは思えない。視聴者を無視した作品は単なる自慰行為に過ぎない(…

文体に影響される/されない

ブローティガンの小説を読みながらそのまま眠くなって寝たら、夢でブローティガンの文体風(正確には藤本和子の翻訳した~)に文章が流れてきた。目が覚めてからもしばらくブローティガンの文体風に考えていた。こういうことってよくある。町田康読んでる時…

文章(文体)を楽しむ

小説というのは最終的にはその人の文章(文体)が好きなのか嫌いなのかというのがすごく大事になってくるジャンルだと思う。山ほど小説を読んでいると、ストーリーがいかにつまらなかったとしても、文章さえ面白ければ好きになれるところまで到達してしまう…

図書館で本が借りれた話と借りれなかった話

よしじゃあ読んでみようと思っていた宗教についての本(『ギリシャ正教』講談社学術文庫)を図書館で借りようとしたのだけれどどこにもなく、置いてあるパソコンで検索してみると、なんと貸し出しができない本だと書かれていた。…

新潮文庫nex(新潮文庫が新たに創設するライトノベルレーベル)において気になること

新潮文庫nexっていう、新潮文庫版ライトノベルレーベルが新たに生まれるらしい。 http://shinchobunko-nex.jp/ハルヒで有名な谷川流とか、とらドラ!で有名な、この前ゴールデンタイム最終巻を迎えたばかりの竹宮ゆゆことか、がラインナップに入っていて、結…

酒見賢一『後宮小説』感想

後宮小説読み終わった。めっちゃくっちゃ面白かった。まず語り口がいい。あとがきでは軽さと書いてある。太宰治的に言えば「かるみ」だろうか。とにかく飄々としている。勿論内容も良い。というかここからずっと内容についての話。もともとこの小説は歴史小…

「考える」本の読み方について

本を読んで、考えて、形にする。 - ぐるりみち。 「本を読む=思考停止?」の辺りまで読んで思いついたので書きました。書き終えて上の記事読んでみたら、多少かぶっている部分もあってどうしようと思った。すみませんそういう意図はありません。 本ってのは…

北村薫「ターン」を読み終わった

クリスマスだからと言って別になんてこともない普通の日だった。今日も普通に何もしなかった。何もしなかったから死にたくなった。死にたくなるのは嫌なのでアニメやらを見て現実逃避した。で、そのままデジタルな画面を見続けていると疲れてしまうので、そ…

人間の臭いがしないのはあんまり好きじゃない

今、北村薫の「ターン」、ドストエフスキーの「悪霊」、西村賢太の「けがれなき酒のへど」、三つの本を平行して読み進めている。 で、その中でも北村薫について。 北村薫って初めて僕読むんだけども、確かに読みやすいっちゃ読みやすいんだけど、あんまり好…

『パンク侍、切られて候』読み終わった

『パンク侍、切られて候』読み終わった。 読み終わったが何と言っていいのか、とにかく面白かったの一言で絞めるのが一番正しい気がする。ただそれで終わらせちゃうとブログの記事として書くにはどうなの、一言言って終わらせるならブログじゃなくてTwitter…