なにもしらない

アニメ、音楽、本、映画、ゲーム、インターネット

人間失格

これは嘘です。冗談です。フィクションです。

 








 

自分が幼稚であることを周りに知られたくない。知られた途端に排除されてしまうのではないかと怯えている。僕は恐らく中学生並みの思考しか持てていないと思う。ウソでもいいから中学生ってブログ名に入れときゃ、丁度よくなったかもしれない。

 

元々自分は自分の悪いとこ探しをするのがとっても上手な人間だったので、それも手伝ってか劣等感が凄まじく、故にいつも何かでそれを埋め合わせようとしてきた。

例えば音楽とか小説とかアニメとか、とにかく言葉に詰まって自分の低レベルぶりが露呈するのが怖くて怖くて、その埋め合わせ行為をしないと落ち着くことができない、とまではいかないが、漠然とした不安感に襲われた。

ただ目的がマイナス思考というか、マイナスであるステータスをいかにゼロに持っていくかという作業でしかない、というのも手伝ってか、付け焼き刃感は否めなかった。

こういうワードがオタク界に存在しているのは知っているが、じゃあそれが具体的にどういうものなのか、と聞かれると答えられない。

lainという作品がコアなアニメファンの中では大傑作扱いされているから見てみよう。だが途中で飽きてしまう。見続けることができない。

あらゆるものに手を出しているからそれに時間を割く暇もない。更に言うとあらゆるものに手を出すのが目的化、義務化してしまっているから、それを好きなのかという部分がおざなりになっている。故にとりあえずおもちゃだったら何でもおもちゃ箱に突っ込んでおけってくらいのいい加減さで、そのおもちゃが何なのかをろくに確認もしない。結果、何やら所有物は色々増えているようだが、全く成長した感じがしない、恐ろしく薄っぺらい人間がそこにはいて、今は多少改善した部分もあるだろうが、やはり全体的には変わっていない。

 

そもそも大人というのは一体何なのだろう。僕は大人のことを「妥協する、適応する力を持った人」のことだと思っているのだが、その基準で行くと僕は大人の基準を満たせていない。いくら批判をされても内心では絶対納得しようとしないし、周りの人間と上手にコミュニケーションを取り、空気を読むなんてことも当然できない。

我慢もできない。特に自分に対して。自分がレベル1で居続けることに耐えられない。経験値もないのに、もしくは経験値が足りないせいでレベルが上がらないのに積極的に動こうとせず、動こうとしないから上がらず、いつまでも上がらないから耐えられなくなって安易におもちゃ箱におもちゃを詰め込んでごまかす。

僕には相手を受け入れたり相手の言葉を消化したりする能力が足りず、ひたすら我が強いだけのただの子供である。だから例えばコンビニ店長のブログを読んだりすると、そのあまりに我の薄さに大人を感じる。ああいう人になりたいなれないと思う。

どこかのブログにげんしけんを分析した記事があったが、あの中で言えば僕は朽木タイプである。本当は自分の中身が朽木であるということがわかっているから、それを必死に見せないように隠そうとしている、それはとても醜い。

だからといってこの中身を見せつければ大人になれるわけでもなく、むしろ大人になれないからこそ中身を見せつけることができない。

大人になりたい。