なにもしらない

アニメ、音楽、本、映画、ゲーム、インターネット

もうちょっと待ってみよう

本当は色々と書きたいことがあるのだけれど、実際文字にしてみたら以外に大したことないとわかってしまったりするのが怖いので、頭の中にずっと保存されたままになっている。

年末に図書館で借りた色々な本が殆ど読めなかった。やっぱりなんだろう、硬い文章を読むことに対して抵抗があるというか、諦めが早過ぎるというか、自分のバカさを認めきれてないというか、とにかく「ちゃんと読めること」にこだわりすぎている気がする。身の丈にあった、身の丈にあった、とここ一年呪文のように脳内で唱えていたけれど、ちっとも現実にそれが現れてこない。ちゃんと読めないものをちゃんと読むにはちゃんとした時間が必要だし、それができなければさっさと諦めて分かりやすいところに行ったほうがいいだろう。

特にあれだ、教養書を読むのは僕にとって苦痛過ぎる。何が何やら、この人は何を書いているのか自分の中でうまく消化できない。

ただ、最近読んだ、人間はいろいろな問題についてどう考えていけばいいか、という本は、僕にとってかなり読み易かった。わからない、ただ内容が薄っぺらいだけだったのか、それはわからないが、そうではないと、好意的に解釈してみると、僕はああいう抽象的な、ぼんやりした論については割と理解するのが得意なのだと思う。なぜなら僕のいつも考えている事自体がかなり抽象的で、抽象的なので具体的な例をあげることはできないのだが、だからこそ、実際自分の考えを文章として書くときに、具体的なものを書かなければいけないのがかなりの苦痛で、いつも悩み悩みしなければならない。

たまにびっくりするくらいあっという間に書けてしまったりすることもあるが、その場合は、たまたま抽象的な話でなぜか最後まで書ききってしまえただけなのだろう。

そうならない場合、つまりうまく書ききれない場合は、単に身の丈に合わないもの、自分の中でまだうまく熟成しきれていないものを出してしまっただけなのか。また身の丈か。

もっと、自分の中で待って待って、頭の中でそれなりに、ぼんやりとしていても、とにかく大きなものになってきたかな、と感じられるくらいまで膨らみきってから出すのが一番いい気がする。だからもうちょっと待ってみよう。