なにもしらない

アニメ、音楽、本、映画、ゲーム、インターネット

自由やら権利やらがある限り犯罪者は消せないと思うんだけど:補足

下書きのまま放置してたやつ公開します。

↑の記事で書きたかったのは、
人間に自由やら権利やらがあるかぎり犯罪者はゼロにできない―つまり、極端なことを言えば、アニメ表現というモノ自体を禁止すれば、アニメによって犯罪を犯す人は減るだろう(ただし、それによって犯罪者全体の数が減るかどうかは分からないが)、しかしそれは不可能なわけだ、なぜなら人間には表現の自由というものが認められているからである、なんだかんだいって、人間には自由ってのが必要なわけだ、ただし、それは同時に、その表現によって犯罪者が生まれ得ることをも意味している、だからそのための規制は必要かもしれない、ただ規制するにしてもゼロを目指すことはできない、ゼロを目指すというのは自由を禁止することに限りなく近いからだ、故に規制においては少なめにする事を考えるのが限界だろう、ということ。

なぜそういうことを考えたのかといえば、アニメを制限したいと考えている人が、"作っている"側の権利や、具体的な数について語っているのを見たことがないからだ。彼らが見ているのはその表現自体の気持ち悪さや、その表現に影響を受けて起こった個々の事件でしかなく、実際にあのアニメを作っている人がいることや、実際にどれだけの人々がアニメに影響を受けて犯罪を犯したのか、ということに関しては全くと言っていいほど語られていない。彼らは大袈裟に語られる"実は犯人がアニメオタクでしたというニュース"の一つ一つ、にのめり込むばかりで、それらを俯瞰で見るということをしない。この作品の背後に沢山の人々がいるということや、また、この一つの例だけで全体を決めつけることをせず、実際にこれらによって犯罪を犯した人が、全体の何%の内の一人なのか、などと考えることができない。要は視野が狭い。

アニメを規制するということは、表現の自由の首を絞めることになるということ、また、気持ち悪いものを排除するためではなく、犯罪を減らす為に規制をするのだ、という意識を規制側は持つべきである。